昭和41年4月、いすゞ・ベレットがマイナーチェンジされニューベレットとして登場した。
今回のフェイス・リストは1500においては初のチェンジである。
主な改良箇所はフロント・グリルの一新、テール・ランプの変更、フル・シンクロ・ギアボックスの採用、ダッシュボードの一新である。
価格は据え置きで、4月23日より全国一斉発売されている。
フロント・グリルは従来の横バー式のものから上下にメッシュを組み込んだものとなった。
そしてデラックス・モデルのオーバーライダーも小型になった。テール・ランプはGTモデルと共通の大型のものである。
フロア・シフトの4速ギアボックスはフル・シンクロメッシュとなり、ギア比にもわずかな変更がみられる。3速ギアボックスもギア比が変更された。この結果キャブレターの改良と相まって、加速性能とトップ・ギアの守備範囲が広くなった。
インスツルメントは全く新しくなった。
従来と変わらないのは大径のメーターが2個並ぶことくらい。
旧型の深いヒサシに覆われたものからほぼ平らなパネルが中央に集合している。また新たにディスク・ブレーキを1500デラックス
のフロア・シフトモデルにオプションとして設け、2.5万円でフロントに装備出来る1500の4ドア・デラックスとオートマティック
にはリクライニングシートが2万円でついた。