製造が中止されてから26年もの歳月を経た現在でも、根強いファンに支えられ続けている、いすゞ・Bellett。 独特な雰囲気を醸し出すそのスタイルは、沢山のファンを魅了してきたことでしょう。

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いすゞベレットの誕生
誕生秘話
発売背景と特徴
新たなる挑戦
1600GT遂に登場
シリーズ化
いすゞベレットの変革
いすゞベレットからジェミニへ
いすゞベレット〜エピローグ
CGで蘇る「ベレットGEMINI」


かつて国産中型車の標準はクラウン・セダリックで代表された1.5リットル級であったが、法の改正に伴い主力が2リットル級に移り、 1.5リットル級で残ったのは僅かにいすゞ・ヒルマンとトヨペット・コロナの2車であった。しかしいずれもタクシー用には不向きで、 オーナー用としてもどちらかといえば女性向きというイメージが強く、最も手頃なサイズながら販売成績の面からは国産車の中で最も 弱体なクラスであった。 当時の噂ではブルーバードの新型もこのクラスをねらっているといわれるが、それに先駆けていち早く名乗りをあげたのが昭和38年6月 に発表されたいすゞ・ベレットであった。

ヒルマンで確立したオーナー側とベレルディーゼルで実績をあげつつあるタクシー向けという2つの相反する需要を目論んでいるわけで、 機構面からも積極的にスポーティーなオーナー向けとタクシー向けを区別していることが、いすゞ・ベレット最大の特徴になっていた。 ボディは根本的にはトヨペットのコロナとほとんど同サイズの4ドア5人乗りのセダン1種であったが、内外の仕様によりデラックスと スタンダードに区別される。様々な各種の要素を組み合わせることによってスポーツ風なものからタクシー用まで実に24種類のモデル が選択できるようになった。 更に特筆されるのはサスペンションで前は普通のコイルとウィッシュボーンによる独立であるが、後ろにはこのクラスの国産車としては 初の独立式を採用しロードホールディングの向上を図っていた。 車輌重量はベレット1500で915kg・同デラックスで930kg、1800ディーゼルで990kg・同デラックスで1000kg、 MAXスピードはガソリン車で137km/hディーゼルで110km/h・同デラックスで104km/h、メーカーによればガソリン 車のSS1/4マイル所用時間は21.6秒と加速性能も1.5リットルクラスでは群を抜いていた。メーカーによる燃費率はガソリン車で 18km/リットル・ディーゼル車で21km/リットルであった。

主なデータ
ホイールベース
トレッド前/後
全      長
全      巾
全      高
最 低 地 上 高
車 輌 重 量
エンジン(ガソリン)



(ディーゼル)




ク ラ ッ チ
ギアボックス

最終減速比(標準)
タイア(標準)

最 高 速 度
登坂能力 sinθ
2350mm
1220/1195mm
4090mm
1510mm
1390(デ1405,デD1390mm)
205mm(デ220mm,デD1000kg)
915kg(D930,デ990,デD1000kg)
水冷直列4気筒OHVボアストローク79×75mm
総排気量1471cc
圧縮比7.5,最高出力63HP/5000rpm
最高トルク11.2mkg/1800rpm
水冷直列4気筒OHV予熱焼室式ボア×ストローク79×90mm
総排気量1764cc
圧縮比22.0
最高出力50HP/4000rpm
最大トルク11.2mkg/2000rpm
乾燥単板  機械操作
4速  2,3,4 速シンクロメッシュ
1st 3.746, 2nd 2.320, 3rd 1.508,top 1.000
3.778(デ4.111)
6.00−13−4P
(デ5.60−14−4P,デD6.00−13−4P)
137km/h(デ110km/h,デD104km/h)
0.405(D 0.400, デ 0.395, デ 0.413)








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